「アートセラピーとアーツセラピーは違うんです。」
そうお伝えすると、「え、そうなんですか・・・!」
と、多くの方がおっしゃいます。
英語の苦手な私も、かつてはその違いに意識を向ける事もなく、
もちろん使い分け等わかっておりませんでした。
artとartsの違い、単数と複数の違いでして、その解説は以下お読みください。
アートセラピーは一つの表現様式(モダリティー)を示し、複数のモダリティーを扱う場合はアーツセラピーとなります。
アートセラピーは単数のモダリティーを示し、複数のモダリティーを扱う場合はアーツセラピーとなります。
絵画、造形等、視覚的なアートを扱う分野。粘土や積み木等の立体素材、コラージュ、写真、箱庭療法なども含まれる。
声、音、楽器などで表現する、歌を唄う、チャンティング、トーニング、楽器を用いたり、音で表現していく。即興的なものから、楽曲的なものを扱ったりとさまざま。
音楽を用いてイメージを刺激していく方法もあり(GIM)。
ドラマの要素をもちいたセラピー。演じてみる、なにかになってみる(人間、動物にかぎらない)即興的に演じる場合、脚本がある場合、などさまざま。
クライアントのシチュエーションや人生をを演じてもらって、見ているという方法もある。(プレイバックシアター)
こちらでご体験いただけます。
体を自由に動かして行く、音楽に合わせてダンスをする、自由に動く、パートナーとミラーになってうごく、などなど。
内なるからだの感覚にフォーカスしてうごいて行く(オーセンティックムーブメント)方法もある。
ライティング
文章を書く、詩を書く、物語を書く、という方法から、意味もなくただ言葉を出して行く場合等もある。
それぞれのモダリティーごとに心理学の影響を受けながら発展して行ったが、70年代頃からすべてのモダリティーを統合させていく表現アーツセラピーというのが出てくる。
瞑想等も織り込んで、多面的に表現し、深めて行く方法である。